近作「エンジェル」をやっとDVDで観ました。
オゾン監督の作品はとても好きで何度も繰り返し観てしまいます。
「8人の女たち」や「まぼろし」など何回観たか分かりません。
クセのあるストーリーなのに画がポップだったり美しかったり、
とっつき易さと深みのバランスが良いんだと思います。
「エンジェル」は作家を夢見る中二病(笑)な女性が夢をかなえて
作家になり、憧れの豪邸に住み、恋もして全てを手に入れるが…
というストーリー。クラシック映画のような華やかな衣装に流麗な音楽、
あえてのずさんな合成シーンなどやはり目でも楽しませてくれます。
お話はずっしりときます。夢・理想を現実とどう折り合いをつけていくか。
現実を受け入れきれない「まぼろし」の主人公や常に自分の都合の
いいように状況を解釈する「8人の女たち」のメンバーにも通じる
感情です。
夢見がちな自分にはそんなオゾン作品がじわじわと沁みます。
2009年7月18日土曜日
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