2009年7月30日木曜日

個人的に再評価している音楽6


このタイトルで紹介したCDは家のラックにずっとあるものだったのですが、
売ってしまったけれど「今聴いたら良いかもしれない」と思い出して
買いなおす、という経験もよくしています。

そんな一枚がThe Sabres Of Paradiseの「Haunted Dancehall」、94年作品
です。このアルバムに収録されている「Wilmot」がかの有名な
「テクノ専門学校」に入っており、サイケなダブサウンドがものすごく良かった
のでその後発売されたこのアルバムにもかなり期待をしていました。

が、アルバム全体は渋めのダウンビートで大好きな「Wilmot」もリミックス
バージョン、日本版のライナーノーツには「これはトリップホップでうんぬん…」
みたいなことが書かれており全く魅力が理解できず、期待はずれーと思って
しまいました。

15年たった今、やっとこの渋さを理解できるようになったようです。音数少な目の
スカスカでタイトなグルーヴ感がとても心地よく、たまに入ってくるゴシックな
ムードのリフやメロディは美しいです。「Wilmot」のリミックスもアルバム全体の
流れを考えると適格だと感じます。

最近90年代のテクノがリイシューされることも多いようですが今聴きなおすと
魅力を再発見することが出来そうです。当時はあらゆるアーティストがとにかく
沢山 紹介され、しかも未知の音楽なので良い悪いの判断が出来なかった
ような気がします。


ちなみにこのCDアマゾンのマーケットプレイスで45円でした(送料340円…)。

靴かいました

めでたく新しい仕事が決まりましたので気が大きくなり
靴を買ってしまいました。トレーディングポストのオリジナル、
T-201です。

黒のシンプルなストレートチップですがソールがダイナイトソール(ラバー)、
雨の日でも履けるように買いました。いままでは履き古した靴を雨の日用
にしてましたのでそんな日はどうも気分が乗らない…なんてことも
なくなりそうです。

スッキリとしたデザインでアッパーの見栄えもよく、雨の日以外にも
活躍してくれそうです、何より歩きやすい!

いい靴を履くといい仕事が出来そうな気がします。

プレイリスト 2009.7.29

最近聴いている曲をバランスよく。

1.のうぜんかつら(リプライズ) / 安藤裕子
2.Edge(△-mix) / Perfume
3.Blind / Hercules and Love Affair
4.Twist Of Love(original version) / Soft Ballet
5.愉快なピーナッツ / くるり
6.Alfonso X : Cantigas De Santa Maria - Entre A've Eva
  / Unicorn Ensemble
7.Redemption Song (band version) / Bob Marley & The Wailers
8.2人 / ともさかりえ
9.チョップ / たむらぱん
10.天使は誰だ / BUCK-TICK
11.Caught In The Sun / Boom Boom Satellites

2009年7月28日火曜日

個人的に再評価している音楽5


キタキマユさんの「トリコロル」です、2001年作品。
ドラマの主題歌として「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」がヒットしました、
このアルバムに収録されています。

作家陣が豪華で曽我部恵一さんや田島貴男さん、プレイグスの深沢元昭さん
等が曲を手がけています。これらの良質な楽曲をサラリと歌いこなしている
ところがこの作品の魅力です。特に深沢さん作曲の「ラブアンドピース」の
お洒落な躍動感は秀逸です。

キタキさんは女優やモデル業と平行して歌を歌っていてこのアルバムの後
シングルを一枚出し、その後歌手活動はしていないようです。美人でありながら
どこか控えめな歌と存在感は今でも十分魅力的ですのでまた歌手としても活動してほしいです。

2009年7月27日月曜日

夏によい食べ物

今日はスーパーで冬瓜、桃、豆乳を買ってきました。
これらは全部夏に食べると良いんだそうです、暮らしの手帖に
書いてありました。

冬瓜→体熱を冷まし、余分な水分を排出する、夏バテを防ぐ。
桃→水分補給、胃腸を温める。
豆乳→余分な熱を取り体力を補う、浄血、腸を整え肌に潤い。

南国原産の果物には熱をとる作用があり、お茶は代謝を上げて
毒素を出すんだそうです。地元静岡の新茶をいただいたばかりなので
積極的に飲んでいきたいですね。

夏の暑さと湿度、そして激しい冷房で体力が奪われてしまうと
気持ちも落ち込んできてストレスがたまりますからこれらの食べ物を
効果的にとって楽しく活動したいと思います。

2009年7月26日日曜日

たむらぱん!

たむらぱんのアルバム「ノウニウノウン」買ってきました、
これはすごいです!

ひたすらポジティブなポップソングなのに変態的なアレンジ、
そんなトラックに完璧に乗っかって頭に滑り込んでくる歌詞。
しかも作詞、作曲、編曲まですべて田村さん一人でこなしてい
るなんて驚き、声もすごくいいです。

木村カエラ meets ゆらゆら帝国、とか思っちゃいましたが
完全にオリジナルな音楽ですね。

安藤裕子さんといい何故女性はこうも才能に満ち溢れているので しょうか。

2009年7月22日水曜日

個人的に再評価している音楽4


Mike&Richの「Expert Knob Twiddlers」、96年作品です。
Aphex TwinことリチャードDジェームスとμ-ziqことマイクパラディナスのコラボ作。

二人の天才の共演という事でかなり突飛なものを期待していたのですが、
中身は意外とユルめのエレクトロ、当時はちょっと期待はずれと思っていました。

今聴くとそのユルさが心地よく、二人の個性が上手く絡み合っている名盤だと
思います。二人で機材を弄っていたらいつの間にか出来ちゃった的な雰囲気も
良いです。

2009年7月21日火曜日

Melancholic Oriental World Of Tokyo Disney Land

2月にディズニーランドに行った時のものです。
この日、会社を辞めようと決意しました。

Perfumeのライブ

アルバム「トライアングル」の初回特典DVDをやっと観ました、
5月の代々木ライブの映像です。Perfumeのライブは基本的に
リップシンクで生歌ではありません、でもそれがかえって魅力に
なっていると感じました。

ライブではどうしても生歌が主役になってしまいがちですが、
それが無い分全ての要素が等価になります。音源、照明、映像、
3人のダンス、お客さんの歓声や熱狂まで。

全ての盛り上がりが一体となってPerfumeのライブを作りあげているんだと
思います、クラブ・レイヴ的空間です。

レイザー光線が飛び交う様子はWIREを、3人の姿さえ消え映像のみが歌う
シーンではクラフトワークのライブでの「Music Non Stop」を思い出しました。

とても素晴らしい空間なのですが、生で観た事がありません。
チケット、どうやったら取れるんでしょうか…

2009年7月19日日曜日

安藤裕子さん in InRed

安藤さんが出ている雑誌InRed8月号、買ってしまいました。
写真がとても良く、私物のベストを紹介されています。
それにしても安藤さんのファッションは独特です、それがまた
似合っているから素敵ですね。

つながり...という訳ではありませんが永作博美さんが表紙で
浴衣を着られています。永作さんを嫌いな男性はこの世に
存在しませんw

InRedに掲載されているワンピースやシャツを中心とした
ゆるめのスタイリングは見ているだけでも心地よいです。

2009年7月18日土曜日

フランソワ・オゾン監督

近作「エンジェル」をやっとDVDで観ました。

オゾン監督の作品はとても好きで何度も繰り返し観てしまいます。
「8人の女たち」や「まぼろし」など何回観たか分かりません。

クセのあるストーリーなのに画がポップだったり美しかったり、
とっつき易さと深みのバランスが良いんだと思います。

「エンジェル」は作家を夢見る中二病(笑)な女性が夢をかなえて
作家になり、憧れの豪邸に住み、恋もして全てを手に入れるが…
というストーリー。クラシック映画のような華やかな衣装に流麗な音楽、
あえてのずさんな合成シーンなどやはり目でも楽しませてくれます。

お話はずっしりときます。夢・理想を現実とどう折り合いをつけていくか。
現実を受け入れきれない「まぼろし」の主人公や常に自分の都合の
いいように状況を解釈する「8人の女たち」のメンバーにも通じる
感情です。

夢見がちな自分にはそんなオゾン作品がじわじわと沁みます。

個人的に再評価している音楽3


TURN ON
ステレオラブのメンバーとハイラマズのメンバーのコラボ作、97年。
中身はひたすらアナログな電子音の洪水です、お洒落な感じも。

30分程度の短い作品で購入した当初はあっさりしすぎていて印象に
残らず、あまり聴いていなかったのですが、今聴くとその主張の無さが
音そのものの気持ちよさを引き立てているように感じて楽しいです。

2009年7月16日木曜日

いぬちP新曲

友人のいぬちPの新曲です、あたらしい!
新鮮な驚きに満ち溢れています、ぜひ聴いてみてください。
ヘッドホン推奨です。

2009年7月15日水曜日

個人的に再評価している音楽2


ともさかりえさんが9年ぶりに歌手活動を再開し、過去曲のベスト盤が
リイシューされました。

ともさかさんの唄はドラマや映画で見せる演技と同様に妙な自己主張がなく、
曲それぞれの魅力を引き出す歌い方をされていてとても素敵です。

椎名林檎作曲の曲も林檎さん本人が歌うとアクが強すぎて個人的には少し
苦手なのですが、ともさかさんが歌うとすーっと心地よく響きます。

原田知世さんがトーレ・ヨハンソンと組んで作ったアルバムや川原亜矢子さんの
アルバム等女優さんの歌手活動には名作が多いです。

2009年7月14日火曜日

個人的に再評価している音楽1


熱狂的に好きだったわけではないけれど
いつまでも売られることなくラックに残っているCD、
改めて聴きなおすとその魅力に気づいたりします。

時代が追いついたのか、自分が追いついたのか。

--------

ナーヴカッツェの「Gentle & Elegance」、96年作品です。
アコースティックな女性バンドだったのですが、この作品で急にテクノ化
しました。 確かこの前にエイフェックスツインなどが参加したリミックス盤
を出していた気がします。

この当時テクノはバブルで色々なバンドがその手法を取り入れていましたが
その中でも群を抜いている出来です。彼女たちの個性である奇妙なメロディや
ハーモニーがいい意味で拙い打ち込みサウンドで絶妙に引き立てられて
います。

今聴いても全く古くないどころか新鮮な驚きに満ち溢れています。

SOFT BALLET20周年

記念BOXの発売も発表され、ブログに藤井さんや森岡さんが登場し
若干の盛り上がりを見せていますね。

このムードに便乗して過去VHSに録画したSOFTBALLETの動画を
DVD化する作業にやっと取り掛かりました、HDD/DVDレコーダーを買って
早3年…。


1991 NHKライブイベント(ガラパゴス(!)、グラスバレー等と対バン)
1991 Live Tomato (風邪で森岡賢不在ライブ!)
1991 Live Tomato 5th Anniversary (with 平沢進!)
1991 Live at NHK Hall (NHKBSにて放送分)

1993 Pop Jam 出演 White Shaman 演奏

2002 ライブ 「110910」 at 渋谷AX viewsic 生中継
2003 ツアー 「満カイ」 at 赤坂BLITZ viewsic 生中継


求職中だからこそ出来る作業です(笑)、充実のアーカイブ。。。
やっぱり今見てもカッコイイですね!特に第1期、あまり言いたくありませんが
「時代を先取りしすぎた…」という言葉が頭をよぎります。

特に第1期ラストアルバム「Form」は早すぎた傑作と言い切れるかも
しれません。電子音と生音を等価に扱い加工して音響で聴かせるという
やり方は その後大流行したポストロック・エレクトロニカに通じるものが
あります、 「You」なんてブンブンサテライツに近いノリがあると思いますし。
「Form」から派生したリミックス盤「Forms」も傑作です、
最近その良さがわかりました。(何でBOXには入らないんでしょう?)

2009年7月13日月曜日

Perfume 「トライアングル」

発売日に買ってきました。

僕がPerfumeを聴くときに感じている一番の魅力は「懐かしさ」。
高校の頃に聞いたOMDやイレイジャー、ヒューマンリーグやソフトバレエの
追体験、 それを可愛い女の子がやっているから良いという。
いつの間にか大人気ですが皆がどんな思いで楽しんでいるのか興味アリです。

前作「GAME」は全曲シングルカットOKと言わんばかりの華やかな曲だらけで
通しで聴くと少しつかれてしまうのですが、今回は緩急のバランスが良く、繰り返し聴けます。

更なる進化を遂げた「edge」、初期ミュートレコードな「Night Flight」、
切ない「I still love U」、更に切ない「願い」などがお気に入りです。

それにしても中田ヤスタカさんは何であんなに切ない詩を書けるのでしょうか。

ライブウイーク

ここ数週間は毎週ライブを観ていて充実した日々でした。

心と体に響き渡る安藤裕子さんのライブ。
絢爛豪華なBUCK-TICKのショー。

先週は武道館でくるりのライブを観てきました。
新作「魂のゆくえ」リリース後ということで新曲からはじまると思いきや
嬉しい「ワンダーフォーゲル」からのスタート、その後も「リバー」「青い空」と
旧曲連発。

くるりのライブはお客さんにもバンドにも妙な緊張感がなく、
ただ良い音楽が 鳴っているという感じでとても楽しいです。

その後は新曲を中心に「ロックンロール」や「東京」も歌って盛り上げ、
岸田さん、メガネを吹き飛ばしての快演でした。