2010年4月26日月曜日

最近聴いた音楽

ここ最近音楽を探す時間と聴く時間をじっくり取れているので素晴らしい音に巡り会うことができました。

1.Anthology 1981-2003 / Esplendor Geometrico
1980年代から30年以上に渡り活動を続けるインダストリアル/ノイズユニットEsplendor Geometrico(エスプレンドール・ジオメトリコ)のベストアルバムです。
このユニットを知ったきっかけは先日のDirty Heat Partyでもらった来日ライブのフライヤー。そこには「共演:いちろう(ex ゆらゆら帝国)」の文字が(!)あり興味を惹かれました。スペインのインダストリアルなんて聴いたこともないので気になりYoutubeで試聴してみたらこれがぶっ刺さり!

ノイズ/インダストリアル系のサウンドなのだけどほんのりとビートがあり、でもグルーヴ感は希薄。ひたすらミニマル、でも退屈しない。ダーク、だけど恐怖を感じるほどではない。絶妙なバランス感覚で自分にとっての理想の電子音楽だと感じました。

今回の来日公演もキャプテントリップレコードによるBOXセット発売に絡めたもののようなのですがさすがにBOXは高い!のでディスクユニオンでベスト盤を買ってきました。2枚組28曲のインダストリアルノイズ。でも不快じゃない、むしろ心地良い、和む。ずっと聴いていたいです。ライブも行きます!


2.Westernization Completed / AGF
ドイツのエレクトロニカ女性ソロ。Vladislav Delay のパートナーだそうです。こちらを知ったきっかけはBleepでEllen Allienがオールタイムベストとして挙げていたから。
いわゆるカットアップ系のエレクトロニカなのだけど違いは本人によるポエトリーリーディングが主軸となっている所。これがとにかく良い、声がすごく素敵だしそれに絡む電子音のチョイスも素晴らしい。こちらもグルーヴ感が希薄でミニマルなのだけど本当にずっと聴いていて楽しい、理想です。


3.花連街 / 一青窈
ライブDVD「夢街バンスキング」を観て以来一青さんにはハイパー歌謡曲なアルバムを作って欲しいと思っていましたが最良のプロデューサー小林武史氏を迎える事によりやっと実現しました!
華やかなメロディとアレンジにギラギラとした艶っぽい歌声、いつの時代かどこの国かわからなくなるような雰囲気、昭和歌謡な雰囲気も匂わせつつも新しいポップス、シングル・カップリング曲もアルバム通しで聴くとまた違った印象を見せ、ディスコティック歌謡も自然になじんでいます。
一青さんの曲にはこれまでも名曲が多いですがアルバムの完成度としては一番ではないでしょうか。ツアーもすごく楽しみになってきました。


あとBleepで試聴したThe Black Dogの新譜「Music for Real Airports」も丁寧なアンビエントで気になっています。

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