ここ最近音楽を探す時間と聴く時間をじっくり取れているので素晴らしい音に巡り会うことができました。
1.Anthology 1981-2003 / Esplendor Geometrico
1980年代から30年以上に渡り活動を続けるインダストリアル/ノイズユニットEsplendor Geometrico(エスプレンドール・ジオメトリコ)のベストアルバムです。
このユニットを知ったきっかけは先日のDirty Heat Partyでもらった来日ライブのフライヤー。そこには「共演:いちろう(ex ゆらゆら帝国)」の文字が(!)あり興味を惹かれました。スペインのインダストリアルなんて聴いたこともないので気になりYoutubeで試聴してみたらこれがぶっ刺さり!
ノイズ/インダストリアル系のサウンドなのだけどほんのりとビートがあり、でもグルーヴ感は希薄。ひたすらミニマル、でも退屈しない。ダーク、だけど恐怖を感じるほどではない。絶妙なバランス感覚で自分にとっての理想の電子音楽だと感じました。
今回の来日公演もキャプテントリップレコードによるBOXセット発売に絡めたもののようなのですがさすがにBOXは高い!のでディスクユニオンでベスト盤を買ってきました。2枚組28曲のインダストリアルノイズ。でも不快じゃない、むしろ心地良い、和む。ずっと聴いていたいです。ライブも行きます!
2.Westernization Completed / AGF
ドイツのエレクトロニカ女性ソロ。Vladislav Delay のパートナーだそうです。こちらを知ったきっかけはBleepでEllen Allienがオールタイムベストとして挙げていたから。
いわゆるカットアップ系のエレクトロニカなのだけど違いは本人によるポエトリーリーディングが主軸となっている所。これがとにかく良い、声がすごく素敵だしそれに絡む電子音のチョイスも素晴らしい。こちらもグルーヴ感が希薄でミニマルなのだけど本当にずっと聴いていて楽しい、理想です。
3.花連街 / 一青窈
ライブDVD「夢街バンスキング」を観て以来一青さんにはハイパー歌謡曲なアルバムを作って欲しいと思っていましたが最良のプロデューサー小林武史氏を迎える事によりやっと実現しました!
華やかなメロディとアレンジにギラギラとした艶っぽい歌声、いつの時代かどこの国かわからなくなるような雰囲気、昭和歌謡な雰囲気も匂わせつつも新しいポップス、シングル・カップリング曲もアルバム通しで聴くとまた違った印象を見せ、ディスコティック歌謡も自然になじんでいます。
一青さんの曲にはこれまでも名曲が多いですがアルバムの完成度としては一番ではないでしょうか。ツアーもすごく楽しみになってきました。
あとBleepで試聴したThe Black Dogの新譜「Music for Real Airports」も丁寧なアンビエントで気になっています。
2010年4月26日月曜日
2010年4月18日日曜日
Dirty Heat Party pt.6 @六本木Superdeluxe
Gentleman Take Polaloidのアルバムを聴いて「久しぶりに森岡賢さんが観たい!」と思っていたらタイミングよくライブの告知。元ブランキー中村達也さん中心のジャムセッションライブ、メンバーは
中村達也(ドラム)
KenKen(ベース・Rizeの方らしいです)
勝井祐二(エレクトリックバイオリン・ROVOなど)
そして我らが
森岡賢(キーボード)
会場の六本木Superdeluxeは前の職場の近所にあって前を通るたびに「面白そうなイベントやっているな」と思っていましたがやっとの入店となりました。横長のハコ、ステージは無く客と演者がフルフラットな形(そういうセッティングだっただけかもですが)、前方の人はイスがあって座って鑑賞。とりあえず東京エールというビールとミックスナッツを頼んでテーブルそばへ、モリケンさんがよく見える場所、ビール旨。
定刻チョイ過ぎにふらりとメンバー登場。このメンバーのジャムセッションということである程度の想像はしていましたが、、、想像以上!!!初っ端から中村さんの乱れ撃ちドラム、KenKenさんのウネるベース、そしてその上で揺らめく勝井さんのバイオリン。森岡さんのキーボードはふんわりと全体を包み込むような感じ。とにかく音の渦がウネったり跳ねたり踊ったりで激グルーヴィ。要所要所でKenKenさんがヴォコーダーを通したボーカルを入れてきます。
最初数曲は中村さんのドラムが動機付けでしたが、3曲目では森岡さんの生ピアノのフレーズから始まってそこから展開していく構成だったり(森岡さんの音でスタートする曲、多かったです。)。これって全部ホントにアドリブなのかなーと思ってしまうくらい飽きさせずある程度の秩序を保って進行していきます。途中自然とアナーキーインザUKになったりとか、楽しい。
森岡さんはシンセだったり生ピアノだったりシーケンスのフレーズを出したりと色んな形で活躍。ソフトバレエでのクネクネパフォーマー姿ばかり見ていた自分にとっては新鮮!少し遠慮しているのかな、笑顔もないし。と思いましたが全体のノリのバランスを考えるとシンセの音はあれくらい冷静でよかったのかな、という気がします。それに紡ぎだすフレーズや音色は森岡さんらしいキャッチーなものでした。
「一杯飲みましょう」という中村さんの声で前半終了、後半も失速することなく盛り上がる会場。ジャムセッションというと技自慢になったり混沌としてしまったりしそうですが聴いていてとにかく楽しい、飽きない。エネルギーが内ではなく外へ外へ向かっていく感じ、お客さんも皆楽しそう。タイトルにPartyとある意味がわかったような気がします。各プレイヤーのテクニックはもちろん全体を考えたグルーヴの作り方は凄い!と感じました。アンコール1曲やってパーティは23時ごろ終了、楽しかった!寒い雨の中行った甲斐がありました!次も行こう。
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モリケンファンの方向けのモリケンメモ。
衣装:グリッターな感じの黒ジャケ、黒プリントT、黒スリムパンツ。ニューウェーブボーイ。
2曲終了後、中村さんにふられMC
「Dirty Heat Partyへようこそ、
皆さん、今日は楽しみましょう。」
本編終了後中村さんによるモリケン紹介
「キーボードと司会の宇多田ヒカルさんです。」→モリケン、モノマネ(?)
他はとにかくひたすらにキーボードプレイヤーでした!
中村達也(ドラム)
KenKen(ベース・Rizeの方らしいです)
勝井祐二(エレクトリックバイオリン・ROVOなど)
そして我らが
森岡賢(キーボード)
会場の六本木Superdeluxeは前の職場の近所にあって前を通るたびに「面白そうなイベントやっているな」と思っていましたがやっとの入店となりました。横長のハコ、ステージは無く客と演者がフルフラットな形(そういうセッティングだっただけかもですが)、前方の人はイスがあって座って鑑賞。とりあえず東京エールというビールとミックスナッツを頼んでテーブルそばへ、モリケンさんがよく見える場所、ビール旨。
定刻チョイ過ぎにふらりとメンバー登場。このメンバーのジャムセッションということである程度の想像はしていましたが、、、想像以上!!!初っ端から中村さんの乱れ撃ちドラム、KenKenさんのウネるベース、そしてその上で揺らめく勝井さんのバイオリン。森岡さんのキーボードはふんわりと全体を包み込むような感じ。とにかく音の渦がウネったり跳ねたり踊ったりで激グルーヴィ。要所要所でKenKenさんがヴォコーダーを通したボーカルを入れてきます。
最初数曲は中村さんのドラムが動機付けでしたが、3曲目では森岡さんの生ピアノのフレーズから始まってそこから展開していく構成だったり(森岡さんの音でスタートする曲、多かったです。)。これって全部ホントにアドリブなのかなーと思ってしまうくらい飽きさせずある程度の秩序を保って進行していきます。途中自然とアナーキーインザUKになったりとか、楽しい。
森岡さんはシンセだったり生ピアノだったりシーケンスのフレーズを出したりと色んな形で活躍。ソフトバレエでのクネクネパフォーマー姿ばかり見ていた自分にとっては新鮮!少し遠慮しているのかな、笑顔もないし。と思いましたが全体のノリのバランスを考えるとシンセの音はあれくらい冷静でよかったのかな、という気がします。それに紡ぎだすフレーズや音色は森岡さんらしいキャッチーなものでした。
「一杯飲みましょう」という中村さんの声で前半終了、後半も失速することなく盛り上がる会場。ジャムセッションというと技自慢になったり混沌としてしまったりしそうですが聴いていてとにかく楽しい、飽きない。エネルギーが内ではなく外へ外へ向かっていく感じ、お客さんも皆楽しそう。タイトルにPartyとある意味がわかったような気がします。各プレイヤーのテクニックはもちろん全体を考えたグルーヴの作り方は凄い!と感じました。アンコール1曲やってパーティは23時ごろ終了、楽しかった!寒い雨の中行った甲斐がありました!次も行こう。
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モリケンファンの方向けのモリケンメモ。
衣装:グリッターな感じの黒ジャケ、黒プリントT、黒スリムパンツ。ニューウェーブボーイ。
2曲終了後、中村さんにふられMC
「Dirty Heat Partyへようこそ、
皆さん、今日は楽しみましょう。」
本編終了後中村さんによるモリケン紹介
「キーボードと司会の宇多田ヒカルさんです。」→モリケン、モノマネ(?)
他はとにかくひたすらにキーボードプレイヤーでした!
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